サラクエル調査団 Act6 ~天使の泪~イベントレポート
- 2015/05/28 21:25
- Category: EMイベントレポート
過去にうおみんにて掲載された、倭国EMストーリーイベントのレポートを
著者のkunikoさんのご厚意により転載させていただく事になりました。
サラクエル調査団 Act6 ~天使の泪~
日時 : 2014年6月21日(土) 20:30~
倭国EMサイトでのイベント予告記事はこちらです。
今回は物語の核心に迫る重要な場面でした!
ニュジェルンEMホールに集まった冒険者たちの前に現れた執事スワンソンは、
事件の背後に見え隠れする魔界と関わりを持つマルコの真意を確かめるべく、
この場に彼を呼び出しました。

「今日も元気にブリタニアの謎を解決…
…する前に、こちらの謎をお話ししなければならないようですね?」
そう言ってマルコは自らの過去を語り始めたのでした。
まとめるとこんなかんじ…
・前回、予言書の作者として名前の挙がったステラと自分は
小さな村で育った幼馴染みで、将来を誓い合った仲だった
・ある日よりステラは必ず「当たる」夢を見るようになる
・どんな出来事でも当たる夢を見る彼女はやがて
「魔女」と呼ばれ人々から忌み嫌われるようになった
・自分は彼女のことを愛しつつも、何も言えず何もできない日々
・そしてある夜更け、ランプを手に村を出ていくステラに気づき
こっそり後をつけていくと、村の方角の空が炎の色に染まっていた
・ステラは街に起こる災厄を知り、避けることは叶わぬながら
せめてもと自分を守ってくれたのだった
・魔界の者の誘惑に身を委ねた彼女は闇からの声に誘われ
気づいたときにはもう消え去っていた
・ようやく我に返り村に戻ると、夜盗の群れにでも襲われたか
すべてが焼き尽くされ死に絶えていた
・魔界の、悪魔の誘惑とはなんなのか、なぜ彼女は魔界へ堕ちたのか、
再び彼女に会って全てを知ることが何も出来なかった自分の贖罪だ
語り終えたところでPaul というメッセンジャーボーイあらわる。

怪盗バニーを追い詰めた探偵Zenon がヴェスパーで待っているそうです。
それではサラクエル調査団、今回も元気に出発!
ちなみに怪盗バニーはずいぶん前のEMイベントで登場したキャラクターだそうですが、
私はそのイベントに終盤しか参加できず詳細を知りません(ノ∀`)
→ヴェスパー西の本土エリア、衛兵詰め所前にて
待ちくたびれた様子の探偵Zenon(ゼノン)
自分のことを知らないという冒険者一同にあきれながらも話し始める
「ブリタニアをまたにかけ名のある美術品を狙った事件を
起こし続けている怪盗バニー(♂)は知っているだろう?
私、探偵Zenon はバニーの好敵手として
ブリタニアンの注目を一身に浴びている
本来探偵たるもの、目立たぬように活動するべきだが
怪盗バニーとの一騎打ちが世間を賑わせてしまい
困っているところだよ!はっはっは!」
全然困っているように見えませんが…
なぜ我々に依頼を?というマルコの問いに対してZenon の返答によると、
最近になってバニーは追い詰められたときに妙な魔物を召喚するようになったのだそうです。
放っておけばいずれ消えてしまうがその混乱に乗じて逃げてしまう、
そこで我々が魔物を素早く退治すればきっと隙ができる、と。

「私たちの闘いに魔物どもという要素が加わり、さらに最近評判の
サラクエル調査団までもが乗り出してくる!
このエキサイティングでスリリングな展開に国民たちも注目している!
よろしく頼むよ!」
なんとサラクエル調査団は評判になっているらしいです!w
「今回ヤツはヴェスパー博物館で展示されている絵画を狙った
が、それを予測していた私による『絵画を超強力接着剤で
壁に固定大作戦』に屈し、ほうほうの体で逃げ出した!
しかも!事前にこのガードタワーのガードたちの協力を得て
街の出口は全て封鎖済みというわけだ!
あとは街の中に隠れている怪盗バニーを見つけ出すだけ」
はたしてその絵画が本当の意味で守られたのかどうか実に心配なわけですが、
とりあえずZenon に引率されて冒険者たちは街の中にアヤシイ人物がいないか探し回ることに。
→裁縫屋でCarrot なる不審な裁縫師を発見!
名前からしてもうアレな感じ
「は?な…なにを言うんですか!
私はただの裁縫屋です!ほら、今だって
布を裁断していたところなんですから!」

よく見るとピンク色をした…園芸用のハサミでした(゚∀゚;)
みんなからの追求にたまらず店を飛び出したCarrot ことバニーですが、
取り囲まれてしまいます。
しかし捨て台詞とともに魔物が出現、倒したときにはバニーの姿はありませんでした。
取り逃がしたにもかかわらず嬉しそうな様子のZenon、
一方マルコはおかしなことに気づいていました。
よく見るとバニーは魔物の出現に驚いていたのです…!
しかしそんなことはどうでもいいとZenon は次の探索を命じます。
→採掘師ギルドでRabby なる不審な採掘師を発見!
ラビーってかわいいね(´m`)

手に持っているクワ(Hoe)に容赦ないツッコミが入り、
またもや逃げ出すもあっさり包囲されるバニーであった。
Marco「魔物を出しても通用しないのはわかっているでしょう?」
Bunny「い、いや待て、俺はあんなヤツら、呼んじゃいね…」
Zenon「往生際が悪いぞ!怪盗バニー!覚悟しろ!」
→再び魔物が現れ、退治した頃にはバニーの姿はなかった…
「こうも事件が派手になるとますます注目を浴びてしまう!」と
嬉々としながらバニーの行方を追って走り出すZenon をよそに
マルコは違和感を隠せない様子
「次に魔物が現れた時、私が指示をするまで一切手出しをしないで下さい
なに、ほんの少しの間です、少し確かめることがあります…」

→東の港でついに正体を現したバニーを発見!

こ、このPDは…なんていえばいいの…(゚∀゚;;)
メンポで顔が隠れていてよく分からないけど、マスクの向きからして男子ね!
そして…おさげ?おさげなの!?
これでおっさんか…現実は非情である。
Bunny「それにしてもあの魔物は一体なんなんだ…
あんなのがいちいち湧いてきたんじゃ
かえってやりにくくてしょうがない!」
Marco「怪盗バニー、やはりあなたの仕業ではないのですね?」
悪事を働くバニーに「覚悟!」と迫るも
バニーは「そう簡単に捕まってたまるか!」とあきらめません。
そこへみたび魔物が現れ…
空気を読めないプレイヤーたちが攻撃する場面もありましたが、
魔物たちはZenon のほうへ寄っていくではありませんか!
慌てふためくZenon の姿を確認したのち、
マルコの許可のもとみんなが攻撃を始めました。
この騒ぎの中、船に移動してのんびり眺めているバニーに和んだw
ちゃんと逃げずに待っててくれるやさしさ(´m`)
Bunny「さてと、終わったみたいだな
こんな騒々しいのはこりごりさ また会おう! …いや
探偵Zenon よ 君にはもう会えないような気がするな…残念だ」
Zenon「なーにをふざけたことを!
私は永遠にお前を追いかけなければならないのだ!
それこそがオーディエンスたる国民の期待すること!
今日のところは盗みも防ぎ魔物をも撃退した私の勝利だな!
さあ!今日は終わりだ! とっとと逃げ帰るがいい!!」
Bunny「…さようなら、探偵Zenon 我が好敵手よ」

そしてバニーはややぎこちない操船技術で去っていきました。
ヴェスパーは移動しにくいから仕方ないね…!
Zenon「ふっ…逃げ足の速いことだ
それにしても、苦し紛れにワケのわからんことを…」
Marco「さすが世間を騒がす怪盗だけのことはありますね、勘が鋭い
あなたはもう、怪盗バニーに会うことはない
バニーの元に魔物を召喚していたのはあなたですね?」

Zenon「はぁ?…何を証拠にそんな戯言を…」
Marco「先ほど魔物が現れた時、術式を試しました
召喚された者を、召喚した者の元へ行かせる術式を…
魔物は一体残らずあなたの元へ帰りました
ここにいる調査団員全てが証人です」
Zenon「ば…バカを言うな!そんな術などありえん!
いや、むしろそのような怪しい術を使う貴様が怪しい!
魔物を呼んだのも貴様だな!
あの怪しげな術はこのブリタニアの魔法ではないだろう!
ということは…悪魔の力を借りたものに違いない!」
Marco「…良いきっかけです ひとつ、お伽噺でもいたしましょう」
そしてマルコは語り始めたのでした。
「天界での出来事です
ある朝、天使は大きなあくびをしたのです
あくびに誘われて溢れた泪がひとしずく頬を伝い、
零れ落ち、雲の間をすり抜け地上へと…そして
百億に一つの偶然で、ある女性が持つティーカップに吸い込まれました
彼女は天使の泪が入った紅茶を飲み、先を見通す力を手に入れたのです
その天使は、天上天下はじめから最期まであまねく全てを知る
…ほんのひとしずくの涙でも、ひとりの人間に、少しばかりの
先を見通す力を与えるには十分だったのです
しかしその力は人間たちには過ぎたものでした
…やがて悲劇が起こり、魔界に堕ちた彼女と嘆きの日々を送る
フィアンセを憐れに思い、天使は彼に、ほんの少しだけ
悪魔に抗する力と知恵を与えました
そして彼は、与えられた知識から、悪魔の頭骨を7つ集めることが
魔界の住人となった彼女と再会するための鍵であることを知りました
それを集めるため、彼女にもう一度会うために
彼は、ある団体を組織したのです
彼に力を授けたその天使、七大天使にして座天使長、
すべての神秘を知り尽くすその天使の名は サラクエル
その名を冠し、守護をまとう…それが我らサラクエル調査団
サラクエルの名は魔界の力とは決して相容れぬが摂理
従って…悪魔との契約を結んでいたのは私ではなくあなたです」
計画がバレて開き直るZenonだが。
「だ…だからどうだっていうんだ!
私は怪盗を追いかけている、正義の探偵だ!
稀代の名探偵と怪盗の一騎打ち!素晴らしいとは思わないかね?
国民は熱狂し、私には名声が!この闘いは終わってはならない!
不滅の名声を手にするまで永遠に繰り返されるべき大活劇なのだ!
なのに…なのに…あのマヌケな怪盗バニーめ!
適役というものは、どんどん強力になるべきなのだよ!
観客はそれを望んでいる!終わらないドラマ!
クライマックスの次にはさらなるクライマックス!
さらなるクライマックスのあとには真のクライマックス!
真のクライマックスのうしろには究極のクライマックスがっ!!
…愚かと思うなよ?一度でもスポットライトを浴びたものでなければ
名声というものの甘美さはわかるまい!
一度きりの人生だ!死んだ後の魂の行方など興味はないわ!」
マルコが言うには、悪魔との契約が第三者に知られた場合、
緊急措置として契約は最終段階まで即時に進められるというのです。
Zenon「ど…どういうこと…だ?」
Marco「契約の最終段階…すなわち魂の回収です」

Marco「…魂を手に入れて満足か?さあ!姿を現すがいい!
虚飾の魔王 Diabolus Vanitatis!」
~戦闘終了~
マルコは5つめの頭骨をゲット!
「あと2つ…私が集めるのが先か」
Alice「あんたが消えてなくなるのが先かぁぁぁ?」
また出た、道化師Alice!
マルコをからかいに現れたようですが、逆にバカと呼ばれて憤慨していました。
Alice はマルコに、もともとは魔界の伯爵に連れて行かれたStella が
魔笛事件によって大魔王Berial の知るところとなり、今は彼の手中にあると告げます。
しかし「伯爵だろうが大魔王だろうがまともにいって勝てる相手でないことは同じ!」
と一笑に付すマルコ。
予想外の反応に毒気を抜かれたAlice は、戸惑いを隠せないまま姿を消したのでした。

Marco「ふぅ…皆さんお疲れ様でした!
私に残された時間がどれだけあるか、わかりません
あと二つの頭骨を見つけるため、それらしい事件を見つけ
近いうちにまたお集まりいただきます!
それではサラクエル調査団、本日は解散です!
勇気ある皆様に座天使サラクエルの加護があらんことを!」
ステラさんに会えるその日まで、頑張れまるこ!
以上、ぼくたちサラクエル調査団!でした。
著者のkunikoさんのご厚意により転載させていただく事になりました。
サラクエル調査団 Act6 ~天使の泪~
日時 : 2014年6月21日(土) 20:30~
倭国EMサイトでのイベント予告記事はこちらです。
今回は物語の核心に迫る重要な場面でした!
ニュジェルンEMホールに集まった冒険者たちの前に現れた執事スワンソンは、
事件の背後に見え隠れする魔界と関わりを持つマルコの真意を確かめるべく、
この場に彼を呼び出しました。

「今日も元気にブリタニアの謎を解決…
…する前に、こちらの謎をお話ししなければならないようですね?」
そう言ってマルコは自らの過去を語り始めたのでした。
まとめるとこんなかんじ…
・前回、予言書の作者として名前の挙がったステラと自分は
小さな村で育った幼馴染みで、将来を誓い合った仲だった
・ある日よりステラは必ず「当たる」夢を見るようになる
・どんな出来事でも当たる夢を見る彼女はやがて
「魔女」と呼ばれ人々から忌み嫌われるようになった
・自分は彼女のことを愛しつつも、何も言えず何もできない日々
・そしてある夜更け、ランプを手に村を出ていくステラに気づき
こっそり後をつけていくと、村の方角の空が炎の色に染まっていた
・ステラは街に起こる災厄を知り、避けることは叶わぬながら
せめてもと自分を守ってくれたのだった
・魔界の者の誘惑に身を委ねた彼女は闇からの声に誘われ
気づいたときにはもう消え去っていた
・ようやく我に返り村に戻ると、夜盗の群れにでも襲われたか
すべてが焼き尽くされ死に絶えていた
・魔界の、悪魔の誘惑とはなんなのか、なぜ彼女は魔界へ堕ちたのか、
再び彼女に会って全てを知ることが何も出来なかった自分の贖罪だ
語り終えたところでPaul というメッセンジャーボーイあらわる。

怪盗バニーを追い詰めた探偵Zenon がヴェスパーで待っているそうです。
それではサラクエル調査団、今回も元気に出発!
ちなみに怪盗バニーはずいぶん前のEMイベントで登場したキャラクターだそうですが、
私はそのイベントに終盤しか参加できず詳細を知りません(ノ∀`)
→ヴェスパー西の本土エリア、衛兵詰め所前にて
待ちくたびれた様子の探偵Zenon(ゼノン)
自分のことを知らないという冒険者一同にあきれながらも話し始める
「ブリタニアをまたにかけ名のある美術品を狙った事件を
起こし続けている怪盗バニー(♂)は知っているだろう?
私、探偵Zenon はバニーの好敵手として
ブリタニアンの注目を一身に浴びている
本来探偵たるもの、目立たぬように活動するべきだが
怪盗バニーとの一騎打ちが世間を賑わせてしまい
困っているところだよ!はっはっは!」
全然困っているように見えませんが…
なぜ我々に依頼を?というマルコの問いに対してZenon の返答によると、
最近になってバニーは追い詰められたときに妙な魔物を召喚するようになったのだそうです。
放っておけばいずれ消えてしまうがその混乱に乗じて逃げてしまう、
そこで我々が魔物を素早く退治すればきっと隙ができる、と。

「私たちの闘いに魔物どもという要素が加わり、さらに最近評判の
サラクエル調査団までもが乗り出してくる!
このエキサイティングでスリリングな展開に国民たちも注目している!
よろしく頼むよ!」
なんとサラクエル調査団は評判になっているらしいです!w
「今回ヤツはヴェスパー博物館で展示されている絵画を狙った
が、それを予測していた私による『絵画を超強力接着剤で
壁に固定大作戦』に屈し、ほうほうの体で逃げ出した!
しかも!事前にこのガードタワーのガードたちの協力を得て
街の出口は全て封鎖済みというわけだ!
あとは街の中に隠れている怪盗バニーを見つけ出すだけ」
はたしてその絵画が本当の意味で守られたのかどうか実に心配なわけですが、
とりあえずZenon に引率されて冒険者たちは街の中にアヤシイ人物がいないか探し回ることに。
→裁縫屋でCarrot なる不審な裁縫師を発見!
名前からしてもうアレな感じ
「は?な…なにを言うんですか!
私はただの裁縫屋です!ほら、今だって
布を裁断していたところなんですから!」

よく見るとピンク色をした…園芸用のハサミでした(゚∀゚;)
みんなからの追求にたまらず店を飛び出したCarrot ことバニーですが、
取り囲まれてしまいます。
しかし捨て台詞とともに魔物が出現、倒したときにはバニーの姿はありませんでした。
取り逃がしたにもかかわらず嬉しそうな様子のZenon、
一方マルコはおかしなことに気づいていました。
よく見るとバニーは魔物の出現に驚いていたのです…!
しかしそんなことはどうでもいいとZenon は次の探索を命じます。
→採掘師ギルドでRabby なる不審な採掘師を発見!
ラビーってかわいいね(´m`)

手に持っているクワ(Hoe)に容赦ないツッコミが入り、
またもや逃げ出すもあっさり包囲されるバニーであった。
Marco「魔物を出しても通用しないのはわかっているでしょう?」
Bunny「い、いや待て、俺はあんなヤツら、呼んじゃいね…」
Zenon「往生際が悪いぞ!怪盗バニー!覚悟しろ!」
→再び魔物が現れ、退治した頃にはバニーの姿はなかった…
「こうも事件が派手になるとますます注目を浴びてしまう!」と
嬉々としながらバニーの行方を追って走り出すZenon をよそに
マルコは違和感を隠せない様子
「次に魔物が現れた時、私が指示をするまで一切手出しをしないで下さい
なに、ほんの少しの間です、少し確かめることがあります…」

→東の港でついに正体を現したバニーを発見!

こ、このPDは…なんていえばいいの…(゚∀゚;;)
メンポで顔が隠れていてよく分からないけど、マスクの向きからして男子ね!
そして…おさげ?おさげなの!?
これでおっさんか…現実は非情である。
Bunny「それにしてもあの魔物は一体なんなんだ…
あんなのがいちいち湧いてきたんじゃ
かえってやりにくくてしょうがない!」
Marco「怪盗バニー、やはりあなたの仕業ではないのですね?」
悪事を働くバニーに「覚悟!」と迫るも
バニーは「そう簡単に捕まってたまるか!」とあきらめません。
そこへみたび魔物が現れ…
空気を読めないプレイヤーたちが攻撃する場面もありましたが、
魔物たちはZenon のほうへ寄っていくではありませんか!
慌てふためくZenon の姿を確認したのち、
マルコの許可のもとみんなが攻撃を始めました。
この騒ぎの中、船に移動してのんびり眺めているバニーに和んだw
ちゃんと逃げずに待っててくれるやさしさ(´m`)
Bunny「さてと、終わったみたいだな
こんな騒々しいのはこりごりさ また会おう! …いや
探偵Zenon よ 君にはもう会えないような気がするな…残念だ」
Zenon「なーにをふざけたことを!
私は永遠にお前を追いかけなければならないのだ!
それこそがオーディエンスたる国民の期待すること!
今日のところは盗みも防ぎ魔物をも撃退した私の勝利だな!
さあ!今日は終わりだ! とっとと逃げ帰るがいい!!」
Bunny「…さようなら、探偵Zenon 我が好敵手よ」

そしてバニーはややぎこちない操船技術で去っていきました。
ヴェスパーは移動しにくいから仕方ないね…!
Zenon「ふっ…逃げ足の速いことだ
それにしても、苦し紛れにワケのわからんことを…」
Marco「さすが世間を騒がす怪盗だけのことはありますね、勘が鋭い
あなたはもう、怪盗バニーに会うことはない
バニーの元に魔物を召喚していたのはあなたですね?」

Zenon「はぁ?…何を証拠にそんな戯言を…」
Marco「先ほど魔物が現れた時、術式を試しました
召喚された者を、召喚した者の元へ行かせる術式を…
魔物は一体残らずあなたの元へ帰りました
ここにいる調査団員全てが証人です」
Zenon「ば…バカを言うな!そんな術などありえん!
いや、むしろそのような怪しい術を使う貴様が怪しい!
魔物を呼んだのも貴様だな!
あの怪しげな術はこのブリタニアの魔法ではないだろう!
ということは…悪魔の力を借りたものに違いない!」
Marco「…良いきっかけです ひとつ、お伽噺でもいたしましょう」
そしてマルコは語り始めたのでした。
「天界での出来事です
ある朝、天使は大きなあくびをしたのです
あくびに誘われて溢れた泪がひとしずく頬を伝い、
零れ落ち、雲の間をすり抜け地上へと…そして
百億に一つの偶然で、ある女性が持つティーカップに吸い込まれました
彼女は天使の泪が入った紅茶を飲み、先を見通す力を手に入れたのです
その天使は、天上天下はじめから最期まであまねく全てを知る
…ほんのひとしずくの涙でも、ひとりの人間に、少しばかりの
先を見通す力を与えるには十分だったのです
しかしその力は人間たちには過ぎたものでした
…やがて悲劇が起こり、魔界に堕ちた彼女と嘆きの日々を送る
フィアンセを憐れに思い、天使は彼に、ほんの少しだけ
悪魔に抗する力と知恵を与えました
そして彼は、与えられた知識から、悪魔の頭骨を7つ集めることが
魔界の住人となった彼女と再会するための鍵であることを知りました
それを集めるため、彼女にもう一度会うために
彼は、ある団体を組織したのです
彼に力を授けたその天使、七大天使にして座天使長、
すべての神秘を知り尽くすその天使の名は サラクエル
その名を冠し、守護をまとう…それが我らサラクエル調査団
サラクエルの名は魔界の力とは決して相容れぬが摂理
従って…悪魔との契約を結んでいたのは私ではなくあなたです」
計画がバレて開き直るZenonだが。
「だ…だからどうだっていうんだ!
私は怪盗を追いかけている、正義の探偵だ!
稀代の名探偵と怪盗の一騎打ち!素晴らしいとは思わないかね?
国民は熱狂し、私には名声が!この闘いは終わってはならない!
不滅の名声を手にするまで永遠に繰り返されるべき大活劇なのだ!
なのに…なのに…あのマヌケな怪盗バニーめ!
適役というものは、どんどん強力になるべきなのだよ!
観客はそれを望んでいる!終わらないドラマ!
クライマックスの次にはさらなるクライマックス!
さらなるクライマックスのあとには真のクライマックス!
真のクライマックスのうしろには究極のクライマックスがっ!!
…愚かと思うなよ?一度でもスポットライトを浴びたものでなければ
名声というものの甘美さはわかるまい!
一度きりの人生だ!死んだ後の魂の行方など興味はないわ!」
マルコが言うには、悪魔との契約が第三者に知られた場合、
緊急措置として契約は最終段階まで即時に進められるというのです。
Zenon「ど…どういうこと…だ?」
Marco「契約の最終段階…すなわち魂の回収です」

Marco「…魂を手に入れて満足か?さあ!姿を現すがいい!
虚飾の魔王 Diabolus Vanitatis!」
~戦闘終了~
マルコは5つめの頭骨をゲット!
「あと2つ…私が集めるのが先か」
Alice「あんたが消えてなくなるのが先かぁぁぁ?」
また出た、道化師Alice!
マルコをからかいに現れたようですが、逆にバカと呼ばれて憤慨していました。
Alice はマルコに、もともとは魔界の伯爵に連れて行かれたStella が
魔笛事件によって大魔王Berial の知るところとなり、今は彼の手中にあると告げます。
しかし「伯爵だろうが大魔王だろうがまともにいって勝てる相手でないことは同じ!」
と一笑に付すマルコ。
予想外の反応に毒気を抜かれたAlice は、戸惑いを隠せないまま姿を消したのでした。

Marco「ふぅ…皆さんお疲れ様でした!
私に残された時間がどれだけあるか、わかりません
あと二つの頭骨を見つけるため、それらしい事件を見つけ
近いうちにまたお集まりいただきます!
それではサラクエル調査団、本日は解散です!
勇気ある皆様に座天使サラクエルの加護があらんことを!」
ステラさんに会えるその日まで、頑張れまるこ!
以上、ぼくたちサラクエル調査団!でした。
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